公開整理をする

故小倉正史氏の蔵書やスライド・フィルム等資料を2019年に公開整理した記録

お知らせ 井戸端会議11/10

チーム公開整理は現在、TERATOTERA祭り2019 〜選択の不自由〜に参加しております。明日11/10(日)は、いよいよ最終日。

15時からは、大変楽しみにしていたアーティストの山岡さ希子さんをお招きしての井戸端会議を開催致します。

山岡さんがIPAMIA(Indepedent Performance Artst's Moving Images Archive)で進めているパフォーマンスアーティストの映像アーカイブ共有のお仕事について、お伺いしたいことがたくさんあります!

また今回の目玉は、数か月前に山岡さんがとあるキュレーターさんから貰い受けた宝箱の会公開開封式。なんと中身は80〜90年代の日本のパフォーマンスアートについての資料なのだそうです。何が出てくるのか、大変楽しみです。

どなた様も無料でご参加いただけます。

ipamia.net

IPAMIAは、Indepedent Performance Artst's Moving Images Archiveの略。

主に1980年以降の美術ベースのパフォーマンスアートのデジタル映像記録のアーカイヴ。欧米、アジア、そして日本のアーティストたちの作品の記録映像を集めています。2016年の設立後、社会における継続的な知の共有を目指し、webだけでなく公開イベントなどで、映像やアーティスト、ネットワークしている外国のアーカイヴの紹介などを行なっています。メンバーは現在、アーティスト、研究者、アーキビストなど8名で、一種のコレクティブとして活動しています。

 

たくさんの外付けハードディスクが並ぶ写真

本邦初公開 IPAMIAデジタルアーカイヴのための装備!

 

 

山岡さ希子(やまおかさきこ)さんプロフィール

1961年札幌生まれ。20歳になるまでに、国内で10回の引越し経験。
1984 年、武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。

卒業後、何回か、都内銀座などで絵画の個展。長野県の博物館で学芸員、都内のギャラリーなどの勤務の後は、イラストレーター、仲居、指圧師、警備員、デパート販売員など、様々な職につく。
1992年にシンガポールのアートフェスで、初めて公的にパフォーマンスアートの作品を行う。もとより、上演表現には隠れた関心があり、ついに方法をみつけ、試し始めたところに、タイミングよく、招待が来た。
その後、少しずつ、国際的なパフォーマンスアートのネットワークに参加し、2019年までの間に、23カ国、60以上のイベントにて、作品を発表してきた。90年代は、自然の一部としての自身の身体を捉えた作品であったが、1997年から欧米のフェスに参加する中、フルクサスなどのアイデアを受け継いでいる欧米のアーティストたちの影響を受け、ナンセンス、シュール、ミニマルな身体表現を行うようになる。
2005年以降は、日本の公共空間に関わる作品が増え、サイトスペシフィックで、参加型が増える。インタビューの作品や、落書きめいたドゥローイング作品もある。どのアイデアにせよ、自身の身体の中で身体と意識を「亡命」させる、というコンセプトが潜んでいる。近作に「Naturalization (帰化)」「Body Maintenance」がある。
2016年より、海外での旅の間に、撮りためていた、自他のパフォーマンスアートの記録映像を公的にシェアしたいと考えるようになり、IPAMIAというアーカイヴを始めた。

 

 

 本イベントはTERATOTERA祭り2019 〜選択の不自由〜の、うしおの《不如意のティーサロン》の中で開催します。